Force times Distance

30秒コラム。設計エンジニアの道楽暮らしと、たまに愚痴

輪廻転生を統計とロマンの視点で考えて、最後は身も蓋もない話

どちらかという人間が死後に生まれ変わるという説には懐疑的な立場だ。

 

まあ、これでもエンジニアの端くれなんでそうそうオカルト的なものを肯定するわけにもいかない。

 

とはいえ、よくわからないものイコールあるわけないって思考停止だと話が終わってしまうので、エンジニアらしく定量的な視点で人の生まれ変わりについて考えてみよう。

 

死んだ人間が、再び別の人間に生まれ変わると仮定する。

1個の魂で1人の人間を回していくわけだから、人間が死んで生まれ変わる場合、人間の数としては一減一増ってことで一定数を保ち続けるはずだ。

 

ところが、地球上の人口は歴史的には右肩上がりで増加し続けている。

 

紀元前8000年、今から1万年前の石器時代の地球上の人口は500万人くらいと言われている。

その後、2018年の地球の総人口は73億人まで増加している。

 

上記の前提に基づいて輪廻転生って考えた場合、元々500万個しか存在しなかった魂が、73億人に増加し配分されたことになるわけだ。

 

つまり1つの魂が146に分割されないと成り立たない計算になってしまう。

 

これが、僕が輪廻転生に懐疑的な理由だ。

とにかく人口増加に対し数が合わない。

 

では次に、屁理屈ばかりもあれなんで、じゃあこれをロマンの視点で見てみようか。

 

運命的に出逢って惹かれて合う男女。

そして親子の絆や友情。

全て、元々一つの魂だった物が再び出逢ったことによると考えるのはどうか。

 

これは結構使えるんじゃないか。

お目当ての相手を口説くのに運命ではなく前世の魂が同じだった説を使うのだ。

 

やっぱ苦しいか……。

 

まあ、100歩譲って生まれ変わりがあるとしても、人間だけって括りだけで輪廻転生を考えるのは乱暴過ぎると思う。

地球上の微生物、虫、動物から人間までトータルで輪廻転生するって考えるのが妥当だろう。

 

地球上の生命の種類は地上:650万種、海洋:220万種存在し、合計で870万種らしい。

その場合、2回連続で人間を引く確率は870万の2乗分の1。

 

つまり限りなくゼロに近い。

 

「生まれ変わっても一緒になろうね」なんて言ってるカップルには「来世は運が良くてセミとか深海魚かもよ?」「下手すると菌類とかかもだぜ?」

って身も蓋もないことを言ってやろうと思う。

 

そんなこんなで、前世や来世について不毛なことを考えるよりも、お盆のこの時期、お墓詣りで亡くなった家族を思い出しながらも、天文学的確率で人間として生まれることができ、家族や友人として巡り会えた、現在の奇跡に感謝してみるのもいかがでしょうか。

 

上手くまとまり過ぎて、なんか嫌だけど。